potterjake’s blog

50代のpotterjakeが発信する気ままな毎日

【災害に備える】~自助と共助/防災士の活動から~

【災害は我が身にも】

 近年、自然災害が私たちの日常生活を一変させるニュースが、毎年のように報じられています。

 本年(2020年)は、”新型コロナウィルス感染症(COVIT19)”という、感染症ウィルスにより世界が今までと違う生活も求められる現象が起こり、私たちの今までの日常生活を変えて進化しなければならないような状況を迎えています。

 私たちは、常に進化し、発展してきましたが、その背景には自然環境の変化や、人類の起こす戦争、ウィルスによる伝染病、新発見による技術開発など様々です。

 

 この度の”新型コロナウィルス”による恐怖も、また人類の発展につながっていくものでしょう。

 

 しかし、人類がどのように発展しようとも、地球の活動は人類にはコントロールできません。 ひとたび、自然災害が起これば、私たちは抗いようがないのです。

 

 私たちは、自然災害に対して備え、また発生した時には自らを生存させていくために、支えあってその災害からの復興に臨み乗り越えなければなりません。

 

 災害に対する備えや、復興の仕方など様々な方法は、過去の教訓から学び、知識、備蓄、組織など現代では議論され、整備されていますが、災害は”いつ起こるか””どこで起こるか”がわからない”不測”の自然現象です。

 この度の”新型コロナウィルス感染症”の事例も発生段階では、災害と同様、自助、共助が必要な事柄かもしれませんが、全世界で共有できなければ意味のないことです。

 

 この記事では、”自助”、”共助”の観点と、災害に向き合う”防災士”について考え、私たち個人が有事の際の行動について明確にすることを目的としてお伝えします。

 

 1.いつ起こるかわからない災害に対する備え

 災害に対する備えは、いつも大きな災害が起こると、いろんなメディアが教えてくれます。被災した地域ではその大切さがひしひしと実感できるものだし、その地域をサポートして支えた人たちが、一生懸命伝えている物です。

 しかし、実際に被災していないと、その”備え”に対して十分かどうか、個人では判断できません。もちろん、「自分は充分に備えている」という方も多いでしょう。

 いつ起こるかわからない、災害の大きさもわからない状態では個人で備える質は十人十色になってしまいます。

 

 なぜでしょうか

 

 それは、災害が起こったら、「行政が避難場所を用意してくれるだろう」とか、「いざとなれば、誰かが何とかしてくれる」なんてことを安易に考えているからではないでしょうか。

 

 日頃の仕事では、普段と違うことが起これば、”想定外だったから”と起きてしまった現象に対しては自己の責任ではないのだから仕方ない、なんて凌ぎ方でやり過ごすこともあるでしょう。

 

 しかし、自然災害だって想定外なのに、自分以外の行政にしろ、支援してくれる支援者も、また、私たち自身も”本気で復興しよう”って立ち向かいます。

 

 この違いは、”共助”なんだと思います。

 ”災害に対する備えは”〈自助〉と〈共助〉、”被災に対する支えあい”は〈共助〉です。

 災害に対する備えの〈共助〉とは。

 

2.〈防災士〉は災害に備える共助の志

 災害はいつ起こるかわからないのですが、ひとたび災害が起これば、私たちを助けて支えてくれる人たちがいます。

 地域消防隊やボランティアの方々、医療関係者、防災士の方々など、日ごろから災害に対する知識を習得し、有事の際の行動や行政との連携をシュミレーションし備えてくださっています。

 

 中でも、防災士の方々は、被災した地域で何が必要で、被災した人たちはどんなことに困るだろうということを、日々勉強しボランティアで活動されています。

 

 防災士の方々は、災害時の活動だけではなく、普段の活動として、身近な人たちへの啓蒙や、地域行事での防災のための備えを発信するなどの活動をしています。

 

 防災士の方の中には率先してリーダーとして務め、地域の行政と連携を取り、災害時に必要な避難所の特定と、その避難所の設備の点検、食料の備蓄の点検、有事の際の避難所生活で必要不可欠な人材や施設の確保連携を取り仕切る活動をしている方がいます。

 どんな組織も、組織を指揮するリーダーが必要です。リーダーなくして組織が機能するためには、構成員の類稀なチームワークが必要でしょう、しかし、そのチームワークを司ることができるリーダーがいることはとても重要なことだと思います。

 ”いつ起こるかわからない災害”にボランティアで備えるということは、使命感以外の何物でもありません。

 

 地域に住む皆の安心のために”いつ起こるかわからない災害”備えて、その組織を運営する防災士の皆さんが、私たちに”安心”を与える〈共助〉で支えてくれていることを知り、私たちは〈自助〉で自らを、また防災士の方とともに〈自助〉でお互いに災害に立ち向かえるのだということを意識して生活しましょう。