【目的と目標】~成長の指標~
目的と目標を考える
1.目的とは
普段仕事に携わっていると、会社の目標、部署の目標、個人の目標と、企業の経営目標を達成するために、全体の目標から個人の果たすべき目標へと細分化され
その目標に向かって、目標を達成するために実務を果たします。
それでは、目標は何のために設定するのでしょう。
それは当然、企業の目的を果たすためです。
企業だけではありません、自営業者、生産者も目的があります。
おそらく、目的が明確でなければ継続できません。
目的は”社会貢献”、”お金儲け”、”生活のため”、”好きなことだから”などなど様々なことが対象になってきますが、全ての生産活動は、世に貢献できなければ、継続できません。
企業そのものの創業期は、”やれること”、”できること”、”できること”を始めて、仕事としての生業が始まったのだと思います。
その時、その目的が”生きるため”や”人に喜ばれるから”が切っ掛けだったとしてもその生業を継続できるということは、世に貢献できている証です。
しかし、世の中には、多くの同業者がいて、その同業者との競争が生まれてきます。
また、その生業を継続していくうちに、従業員を増やさなければいけなくなります。
自営業者の場合、一代で完結することもできますが、生業を始めてから長い年月、世に貢献していると、それを頼りにする人が多くできます、その多くのファンのためにも事業を継続したいと考えれば、後継者をつくり事業を継続することになるでしょう。
企業や事業の目的とは、その組織で果たしたい役割を意味するものだと思います。
現代社会は、地球環境、自然災害、情報のグローバル化等、物凄いスピードで変化しています。
一方、まだ世界多くの国での貧困や戦争などの人的災害はなくなりません。
世の中のすべてに貢献できることは難しいかもしれません。
ある目的は果たせてしまうかもしれませんし、目的と思っていたものが、世の役に立たなくなることもあるかもしれません。
その時は、これからの目的を新たに設定すればいいのです。
持っている資源を活かし、世に貢献できる「目的」を。
”仕事をする”意味について、「目的」という観点を持つことが、私たちが何らかの形で世に貢献することができると実感し、生きることの意味なのかもしれません。
2.目的を果たすための目標
「目標」を定めることは、「目的」のために何をやるか、を具体的に判断基準をつくることになります。
”売り上げ目標”、”来場者目標”、”生産数目標”等、様々な目標設定はできます。
その、どれもは、「目的」に向かっているのです。
「目的」がなく、「目標」を設定し、それを達成しても、果てが見えず何のためにやっているんだろうと途方に暮れる時が来ます。
例えば、ある研究を想像してみてください。
目標は、「新しい細胞の発見です」
「とにかく、今までにない細胞を見つけよう」と昼夜を問わず新細胞発見に取り組んだとします。
あるとき、今まで誰にも知られない細胞が見つかりました。
この細胞は、良い物か、悪い物か………
では、その細胞の機能を研究しよう(次の目標)
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このようにして、研究室では日夜、研究員たちの奮闘は続きました。
これでは、研究費用がいくらあっても足りませんよね。
ここに、ある目的
「〇〇がんを早期発見する」
と言う「目的」を持つと、研究員の皆さんが目指すべき的が明確になります。
この目的に対して、それを果たすための「目標」を立てることが有効になってきます。
この時、「目標」を設定しないと、何をしていいのか見当がつかなくなりますので、「目標」は「目的」を果たすための指標となるのです。
3.目的を明確にする「ビジョン」
4.目標を細分化する「目標達成の地図」
5.人生にも目的を
「目的」と「目標を」明確にすることがいかに重要か、記していきます。